「子ども部屋=勉強部屋」ではない
子ども部屋を作るときに「学習机はここに置いて、ベットはこれにして」と、家具から考えがちですが、ちょっと待ってください。まずは、子ども部屋の役割を知ってからプランニングしていきましょう。そもそも「子ども部屋=勉強部屋」という考え方から注意が必要です。このアンケート結果は、難関で知られる筑波大学医学部の学生に「勉強した場所」について聞いたものです。小学生時代はリビングでの勉強が最も多く、子ども部屋は3割。
中学生になると子ども部屋が増えますが、高校生になると塾や自習室の利用が6割以上となります。必ずしも「子ども部屋=勉強部屋」ではないという結果が出ています。このアンケートでは、このほかにも、子ども部屋の収納や家の好きな場所などを聞いています。そこで見えてきたのは、家の間取り全体で子どもの居場所を考える必要があるということ。家族構成や子どもの成長に合わせて、子ども部屋のプランを考えてみませんか?
出典:「建築知識ビルダーズ58号 賢い子に育つ子ども部屋・リビング設計術」(しかまのりこ COLLINO 一級建築士事務所/エクスナレッジ)
・対象者:筑波大学医学部学生56人

子育てを楽しむ
子どもの成長と
学習スペースを考えたリモデル
家族構成・夫(42歳 会社員)・妻(40歳 会社員)・子ども(12歳 小6)・子ども(9歳 小3)
家族みんなが過ごすリビングダイニングは、宿題も見てやれるし、ここが娘2人の勉強場所。とはいえ、来年中学受験の長女のために、そろそろ自分の部屋を持たせてあげたいと考えていました。洋室を長女に、和室の一角を次女にと考えていた矢先、妻が本格的な在宅勤務に。そこでリビング横の和室をリビングとひとつながりにした上で、ベッドスペースを間仕切りにした姉妹それぞれの2 つの部屋にリモデル。既存の窓を生かして明るさと風通しも確保しました。
もちろん、これまで通り目配りも声掛けもスムーズ。今までのリビングでの学習スタイルも続けられる間取りです。勉強に集中できる個室ができた長女、ちょっぴり大人の気分がうれしい次女、そして落ち着けるテレワークスペースのできた妻も満足する一挙三得のリモデルになりました。
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Before
- 子どもの勉強はリビングが中心
- 子どもたちは2段ベッドで同じ寝室を使っているので、それぞれに個室をつくってあげたい
- テレワークの場所も欲しい
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After
- 和室をリビングとひとつながりにした上で2段ベットでセパレートした2つの個室を設置。扉を開けばリビング感覚で使える子ども部屋に
- キッチンは袖壁をなくしLDK全体が開放的に
- マンション
- 延べ床面積 82.57㎡
- 築年数 20年
物件概要
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