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リフォームでもっと暮らしやすい家にしたい! 間取り変更の留意点とは?

第61回 リフォームでもっと暮らしやすい家にしたい! 間取り変更の留意点とは?

マイホームを購入して10年、20年と過ごしてくると、家族の生活スタイルも変わってきます。今の家族構成、今のライフスタイル、今の趣味嗜好にマッチした空間にリフォームできれば、わが家は格段に快適になります。そのポイントは、単に内装や設備を新しくするだけでなく、間取りも見直すこと。今回は、リフォーム後により暮らしやすくなる、間取り変更のコツをご紹介します。

新築時の20~30年前とは違う
今の暮らし方に合った間取りにリフォーム

マイホームを購入した当時に比べ、令和の時代を迎え日々の生活は大きく変わり、住まいを取りまく技術は格段の進歩を見せています。家族もその分、年齢を重ね、日々の暮らしも変化しているはず。現在の家族の生活スタイルにマッチした間取りに変えることが、この先の人生をよりよいものにしてくれます。

現在リフォームを考えている人も、新築時にはそのころの家族構成や暮らし方に合わせてプランニングに取り組んだことでしょう。しかし、20~30年経過していれば、子どもが独立したり、親と同居するようになったり、家族構成も変わります。

新築当時と比べて、確実に変化しているもののひとつが家族の年齢です。幼かった子どもは成長して、それぞれ学校や仕事、趣味に費やす時間が増えていきます。以前よりもプライバシーを求めるようになるでしょう。家にいるときに自分の部屋、スペースで過ごす時間が多くなるものです。

また、その親である夫婦も20~30代だった頃とは生活スタイルや価値観が変わっているはず。会社に勤務している人は役割が変わり、自営業の人も仕事との向き合い方が以前とは違っているのでは? プライベートでも、趣味やレジャーが家族で過ごすスタイルから個別の行動に移り替わっていきます。

そのような中で、家が新築当初のままだと、住まい手は少しずつストレスを感じるようになるかもしれません。

リフォームというと、キッチンやバスルームなどの設備機器、窓や内外装などを新しくするイメージを持つ人も多いようです。しかし、間取りの見直しも欠かせません。今の暮らし方に合っている住まいのほうが、より快適に生活できます。
以下に、そうした間取りリフォームについてご紹介していきます。

間取りのリフォームイメージ

LDKはひと続きのワンルームにして
家族のコミュニケーションを図る

20~30年前だと、独立型のキッチンや、キッチンとダイニングの間が窓付きカウンターで仕切られた対面式のキッチンが主流でした。一転、近年は、家族で過ごす場として、キッチン、ダイニング、リビングをひと続きのオープンな空間に変更するリフォーム事例が増えています。そこで、ここでは家族の会話が弾むLDKリフォームのポイントをご紹介します。

20~30年前のキッチンは、火や水を使う作業場として居室から距離を取ったり、壁で仕切られることが一般的でした。しかし、現在はガスコンロなどの調理機器や換気設備が発達したこともあり、ダイニングとリビングがひと続きとなった団らんの場、LDKとして計画される事例が増えました。

住まい手からも「個室は小さくしてもいいから、家族の集まるLDKは広くとりたい」「キッチンで作業している間も家族と会話したい」という要望をよく聞きます。こうしたLDKのリフォームでは以下のような点に留意すると、より快適になります。

キッチンとダイニングを近づける

対面式のキッチンの場合、カウンターを迂回してダイニングスペースまで移動することになります。そこで近年では、キッチンのすぐ横にダイニングテーブルを配したり、キッチンのカウンターの一部を食事の場としたりする例も多くなってきました。ダイニングとキッチンを一体のものとして計画することで、家族の距離感がぐっと縮まります。ダイニングとリビングが連続していれば、食事を終え団らんの時間への移行もスムーズに。

システムキッチン「ザ・クラッソ」(TOTO)
システムキッチン「ザ・クラッソ」(TOTO)

水まわりは移動させることも可能

キッチンをはじめ、トイレ、洗面台、浴室などの水まわりは、給排水の配管を組み直すことで、向きを変えたり、設置場所を移動したりすることも可能です。ただし、建物の状況によっては難易度が高くなることも。リフォームプランの検討時に設計担当者にしっかり相談しましょう。

キッチンの隣にはパントリーを用意

オープンなスタイルのキッチンの場合、配慮したいのは収納です。ダイニングテーブルから死角になるような場所にパントリーを計画すると、保存中の食材など雑然とした様子が目に入らず、キッチンがすっきりとした印象に。

キッチン家電の置き場を決める

以前に比べるとキッチンで使用する家電類の数、種類も増えてきました。炊飯器、電子レンジ、トースター、コーヒーメーカー、ジューサー、ミキサーなど、普段使うものとそうでないものと分け、あらかじめ置き場所を決めてリフォームしましょう。それに合わせてコンセントの数なども増やしておくと便利です。

換気計画を見直す

キッチンがオープンになると、調理時の煙やにおいがダイニングやリビングに流れてしまうことも。LDK全体の窓の位置や換気設備などを見直して、風通しをよくしたり、適切に空気の入れ替えができるようにしておきましょう。

キッチンのデザインも重要

LDK一体型の空間になると、インテリアの調和を損なわないようなデザインのキッチンを選びたいもの。扉の面材や天板の色柄などは、ダイニングやリビングの内装を意識してコーディネートするとよいでしょう。

水まわりの内装材は耐水性を重視

キッチンなど水まわりの床材、クロスには水拭きもできる耐水性の高いものを。汚れがつきやすい場所なので、お掃除やメンテナンスに留意して選ぶと、毎日のお手入れがぐっと楽になります。

水まわりのリフォームのイメージ

玄関付近の間取りを整理し、
シューズクロークと
手洗い場を設ける

近年のリフォームで人気があるのが、玄関付近の間取りを整理し、新たにシューズクロークや手洗い場を設けること。このふたつがあると、外出から帰ってきて、すぐに玄関が片付くとともに室内に汚れを持ち込む心配もありません。「おうちモード」にスムーズに切り替えて、リラックスできます。

玄関や隣接する個室などを総合的に整理し、より使いやすい間取りや動線にしたり、新たな機能を加えるリフォーム事例が増えてきました。

そのひとつは、玄関ホールに洗面台を設ける事例です。コロナ禍を経験して衛生面での意識が向上したことなどから、帰宅後にすぐ手を洗いたいというニーズが高くなっているようです。

小型の洗面台は、わずかなスペースで設置可能。玄関ホールだけでなく、廊下や子ども部屋の前などに配する例も見られます。在宅時も、そのようなオープンな場に洗面台があると、通りがかりに気軽に手を洗うことができるのはメリットです。

『集成材カウンター(ゴム材)』(DAIKEN)
『集成材カウンター(ゴム材)』(DAIKEN)

また、玄関では土間から続く大型のシューズクロークを設けるリフォームプランも人気です。隣接する個室や納戸などのスペースを活用すれば、このようなリフォームは十分に可能です。

シューズクロークには、靴のほか、カバンや傘、ベビーカーなど外出時に必要なものを置けるので、散らかりがちだった玄関の土間も常にすっきりとした状態に。スペースに余裕があれば、コートなどを掛けるハンガーなどを設けると、帰宅してコートを脱いで、玄関ホールの洗面台で手を洗ってまっすぐリビングやおのおのの個室や書斎へと向かうという動線も可能です。仕事や学校から帰って、あちこち立ち寄る手間なく「おうちモード」になれるのは嬉しいですね。

「内部ユニット FiTIO(フィティオ)」 側面棚柱タイプ シューズインクローゼットI型プラン(DAIKEN)
「内部ユニット FiTIO(フィティオ)」 側面棚柱タイプ シューズインクローゼットI型プラン(DAIKEN)

使わなくなった子ども部屋、和室は、
「今住む家族が使いこなせる」
部屋にリフォーム

子どもが独立したあとの子ども部屋、使い道のない和室で悩んでいる方は多いのでは? ついつい不要なものを置いた結果、いつの間にか物置になってしまいます。使わなくなった部屋は、リタイア後などを見越し、思い切って書斎やホームシアターなど趣味の空間にリフォームするのもお勧め。リフォーム後、日々の暮らしがますます充実します。

家族の暮らしが変われば、部屋の使い方も変わっていくもの。ライフスタイルにそぐわなくなって「開かずの間」になってしまう部屋も出てきたりします。せっかくのわが家ですから、今の家族が使いこなせる、または楽しめる空間にリフォームしたいものです。下記に活用例を挙げてみました。

子ども部屋

子どもが成長して独立したあとの子ども部屋は手つかずのまま、放置してしまいがちです。リタイア後を想定して、思い切って書斎や趣味のための部屋として活用しては? 自分好みの内装にするだけでもイメージは一新しますし、壁を撤去して隣接する廊下や納戸などを取り込み、部屋を広げることも可能です。床・壁・天井、窓、ドアを防音仕様にすれば、音楽を聴いたり、楽器を演奏したりといった音楽室にも。

和室

リビングそばの和室を撤去して、その分LDKを広げるリフォーム事例もよく見られます。和室のあった場所を書斎コーナーや子どもスペースなどのほか、柵などを配して、犬や猫などペットのスペースにするというやり方も。リビングやキッチンに近く、家族同士はもちろんペットともちょうどいい距離感を保てます。
昔ながらの和室が連続するような間取りなら、複数の和室をつなげて洋室に変更してもよいでしょう。広々とした空間をリビングや個室、ホームシアターなどさまざまな用途で活用できます。その場合、十分な採光や通風を確保できるよう窓の位置を検討して。

寝室

寝室を夜しか使わないのはもったいない、という場合、ベッドとの間に新たに間仕切りを設けてデスクカウンターや本棚を造作して、リモートワークなどに使える書斎コーナーをつくる手があります。家族のいるLDKから離れているため、気兼ねなくオンライン会議に臨めます。また、寝室にプロジェクターやスクリーンなどを設置すれば、ホームシアターも兼ねられます。

部屋のリフォームイメージ

納戸

死蔵品が増えがちで使わなくなったような納戸は、ウォークインクロゼットやウォークスルークロゼットに変更するだけで、使い勝手は格段にアップ。内部を歩けると、収納物を把握しやすくなり、ほこりや湿気もたまりにくくなります。ウォークインクロゼットは効率的な回遊動線にも生かせます。一方、思い切って扉や壁を撤去して、隣接する個室などとつなげ、それらの空間を広げるという手段もあります。

納戸の壁を引き戸に変更し、部屋を広げる手も。採光面材や格子デザインのスタイリッシュな間仕切「アルミインテリア建材 スクリーンパーティション」(YKK AP)
納戸の壁を引き戸に変更し、部屋を広げる手も。採光面材や格子デザインのスタイリッシュな間仕切「アルミインテリア建材 スクリーンパーティション」(YKK AP)

部屋の使い方を変えるときには、並行して家事動線や収納の配置も再検討しましょう。住まいの使い勝手、暮らしやすさが一層向上します。また、建物の構造や強度によっては、2階の子ども室をまるごと撤去して、平屋としてリフォームするという"減築"が可能なケースもあります。ただし、建物の構造や耐震性、法規制(建築基準法、消防法など)などにより"減築"が困難な場合もあるので、事前にリフォーム会社や設計士などに相談しておくことをお勧めします。

間取り変更の際には
断熱リフォームも行うと、より快適に

間取り変更の工事では床・壁・天井を撤去するケースが多くなります。その際に、壁内や床下の断熱を見直すと効率的。開口部も高性能な樹脂窓などに交換するのがお勧めです。部屋の断熱性能を高めると、冷暖房の効果も改善し、1年を通じて快適な住み心地を維持しやすくなります。

間取り変更を行う際には、床・壁・天井にも手を入れることになります。壁内や床下の断熱材を新しいものに入れ直し、気密シートを張り直す断熱リフォームや、傷んだりして強度の不十分な柱や梁などの構造を補強する耐震改修なども実施することをお勧めします。
ただし、断熱リフォームや耐震改修には専門的な知識やスキルが必要です。実績の豊富なプロに依頼するようにしましょう。

間取りの見直しポイントイメージ

特に窓やドアなどの開口部は熱の出入り口になるところ。樹脂窓や高断熱ドアなどに交換したり、内窓を取り付けたりすることで、室内の温熱環境は快適なものに。冷暖房の効率も上がり、光熱費の削減にもつながるほか、外気温の変化から身を守り、健康的な生活をもたらしてくれます。
そのほか、必要な場所には段差解消や手すり設置などバリアフリーの配慮も忘れずに。高齢者に限らず、家族全員が、先々まで安心・安全に暮らせる家になります。

古い窓を最新の断熱窓にスピード交換する「マドリモ 戸建用」(YKK AP)
古い窓を最新の断熱窓にスピード交換する「マドリモ 戸建用」(YKK AP)

これから暮らす家族の構成や、ライフスタイルなどに合わせて間取り変更を適切に行い、それに伴って動線や収納、換気、断熱、耐震に関わる点について総合的に見直すことで、これまで暮らしてきたわが家、あるいは新たに購入した既存住宅が、さらにこの先も快適な住処(すみか)になります。

TDYのコラボレーションショールームでは、TOTOの水まわり商品、DAIKENの建材、YKK APの窓商品など、リモデルに役立つ商品をご覧いただけます。またTOTO、DAIKEN、YKK APがご提案している「十人十家(じゅうにんといえ)」でも、それらの商品を取り入れたさまざまなリフォーム空間をご覧いただけますので、ぜひご活用ください。

新プラン登場! 十人十家 くらしの想いを わたしらしく 10人いれば、10通りのくらしの想いがある。さまざまなくらしの想いをかなえる空間をご提案します。 新プラン登場! 十人十家 くらしの想いを わたしらしく 10人いれば、10通りのくらしの想いがある。さまざまなくらしの想いをかなえる空間をご提案します。

間取り変更に役立つ
商品のご紹介

壁の位置の見直しに合わせて、耐震性や断熱性などを高める商品、空間をより暮らしやすく、センスアップしてくれる商品を取り入れ、より満足度の高いリフォームを目指しましょう。

  • システムキッチンザ・クラッソ

    TOTO システムキッチン
    ザ・クラッソ

    上質なクリスタルカウンターが輝き、暮らしに美しく調和。多彩な先進機能も兼ね備えた、心ときめくキッチンです。

  • 洗面化粧台 ドレーナ

    TOTO 洗面化粧台
    ドレーナ

    おしゃれな洗面化粧台を手軽にカスタマイズ。暮らし方やトレンドにあわせた、お好みの洗面空間を実現します。

  • イエリアフロア セレクト スクエア

    DAIKEN イエリアフロア セレクト スクエア

    漆喰、コンクリートなど、これまでにない新たな素材感を楽しめる化粧床材です。大判の中に目地をあしらった、素材感豊かな仕上がり。引きずり傷や凹み傷が付きにくいため、キャスター付きイスや車イスもご使用いただけます。ワックス掛けが不要でお手入れが簡単です。

  • ダイライト耐震かべ『かべ大将』

    DAIKEN ダイライト耐震かべ
    『かべ大将』

    耐震改修用のパネル。床や天井を壊すことなくお部屋ごとに改修工事ができるので、住みながら地震に強い家に改修することができます。

  • クリアトーン12SⅡ

    DAIKEN クリアトーン12SⅡ

    調湿性能で住まいを快適に暮らせる空間へ。吸音性能も併せ持ち、気になる反響音も抑えます。

  • アルミインテリア建材スクリーンパーティション

    YKK AP アルミインテリア建材
    スクリーンパーティション

    様々な間取りに対応可能な多彩なバリエーションで、シーンに応じて空間を「仕切る」「つなぐ」間仕切です。

  • アルミインテリア建材famitto(ファミット)

    YKK AP アルミインテリア建材
    famitto(ファミット)

    アルミフレームによるノイズレスなデザインと3つの素材による対応力がスタイリングの可能性を広げます。

  • ウチリモ 内窓

    YKK AP ウチリモ 内窓

    いまある窓の内側に新しい窓を取付けて二重窓に。1窓約60分の簡単施工で断熱性・気密性が高まります。

  • マドリモ 戸建用・マンション用

    YKK AP マドリモ
    戸建用・マンション用

    壁工事不要のカバー工法で、古い窓を最新の断熱窓にスピード交換。気密性が向上し防音性がアップします。

  • FRAMEⅡ(フレームⅡ)

    YKK AP FRAMEⅡ(フレームⅡ)

    窓を減らさず耐震補強を可能にし、同時に窓まわりの断熱化まで行えます。新築でもリフォームでも「耐震+断熱」を実現します。

  • オンラインリフォーム相談センター

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    ご自宅にいながら、お持ちのスマホ・パソコン・タブレットで、簡単にリフォームについてご相談いただけます。

※この記事内容は、2025年10月31日時点での情報です。ご了承ください。

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