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ノスタルジーを呼び覚ます週末住宅

形態 一戸建て
築年数 300年
家族構成 本人・孫
リフォーム面積 112m²
施工期間 220日
総工費 1970万円
使用したTDY商品

トイレ:ピュアレストQR、ウォシュレットS(TOTO)
玄関:れん樹(YKK AP)
窓:フレミング J(YKK AP)

テーマ
  • 古民家再生

リフォームポイント

◆古民家がもたらす心の場づくり◆
ノスタルジーを呼び覚ます週末住宅
施主のG様のご自宅から車で1時間もかからない、のどかな山間の小さな集落に、この古民家は、長くその地に建ち続けていた。
正に歴史のランドマークとも言えるのがこの古民家である。誰もが懐かしく想う「心のふるさと」のうような…本物が醸し出す空間がそこには存在していた。それは、古民家が呼び覚ましてくれる「心のノスタルジー」。
教育者でもある施主のG様は、「本物の空間で学んでこそ意義がある」と仰います。学生たちのセミナーハウスにも使えるような週末住宅をお考えだったG様が、この古民家との出会いをきっかけに、古き良き日本の原風景にあった親戚や家族の集いの場として、古民家の伝統と「心」を受け継ぎ、次の世代に繋いでいく為の誰もが集える「心の場つくり」となるようなリモデルをご提案させて頂きました。

Concept 誰もが懐かしく想うことができる心の「ノスタルジー」を空間テーマに、古民家の「伝統」を残しながら、週末住宅として快適に「住まう」ことを融合します。

<ノスタルジーを呼び覚ます4つの工夫> 
1.復元と再生 伝統工法を用いる(伝統を残す)
本来の姿を取り戻し、ノスタルジーな手仕事を蘇らせる
 雨仕舞や風通しを悪くしていた増築部を取り除き、古民家本来の澄んだ空気を取り戻しました。
 基礎は、伝統工法~柱を束石の上に乗せる「石場立(いしばたて)」で修復。理にかなった耐震性能を持っています。
 現状の天井に覆い隠されていた、古民家特有の梁や竹天井を美しく再生。古びた建具や書院も手入れして、その手仕事を蘇らせました。
2.心で感じ、手を動かす 伝統工法ワークショップ(伝統を残す)
住む人がこの家の価値を正しく理解し、伝統を引き継ぐ
 この古民家がどのように価値があるのかを知って頂きたいという想いから、宮大工さんや職人さんの手ほどきのもと、G様に「やとい」「竹子舞」「土壁塗り」など、伝統工法を一緒に体験していただきました。自分の体で古民家を知る~この貴重なプロセスを生かして「若い世代に大切なことを伝えたい」と、G様の夢は拡がり、古民家を週末住宅として再生する意義が深まっていきました。(お施主さま参加型リノベーション!)
3.田の字型を現代に生かす 集い・伝承・休息の間(快適に住まう)
使いにくい田の字型の構造を生かした多人数にも対応できる「週末住宅」プラン
【集いの間】皆が集える大きなLDK空間
 集いの場に、そして、リモデルのきっかけとなった学生たちのセミナーハウスにも使える18帖の高さあるLDK空間をつくりました。竹天井がノスタルジックな古民家ならではのダイナミックな空間です。
【伝承の間】書院のある伝統的な和室を再生
 明かり障子に飾り細工、木製建具など、昔の職人さんの手仕事がしっかりと残る書院のある和室を蘇らせて、伝統を引き継ぎます。
【休息の間】ベッドの置けるフローリングの寝室
子供たちの成長後は、夫婦の住まいとして移り住めるよう、ベッドの置ける洋間を設けました。押入れは、大容量のクローゼットに!
4.現代の快適性 断熱&機能的な水周り(快適に住まう)
「複層ガラス」で寒くない家へ
 古民家が、空家になる大きな原因の1つは冬の寒さです。そこで、開口部は断熱性に優れる複層ガラスサッシに全て取り替え!寒さに加え、酷暑の冷房効率も良くなりました。縁側の木製建具は、内側に残し、ノスタルジーを大切にしています。
ストレスフリーな水周り
 トイレ・バス・洗面・キッチンについては、現代の設備機器による快適性を備えました。古民家に相応しい、機能的でシンプルなデザインを採用。ストレスフリーな週末住宅に!将来も見据え、床の段差も無くしたバリアフリー仕様です。
…図らずもコロナ禍の今、この新たな古民家活用は、空家問題だけでなく最新のライフスタイル提案となりました…

Before

古民家再生に長く携わってきた弊社に、G様から「古民家を購入予定で、価値があるか見てほしい」というご連絡がありました。
大学で教鞭をとるG様は、コンクリート造の狭いゼミ室に限界を感じ、学生たちがのびのびと学べるセミナーハウスが欲しいと思われたことがきっかけで、古民家をセミナーハウスにも使える週末住宅としてリモデルしてみようと考えたのです。
見させていただいたところ、能勢型と呼ばれる価値ある古民家と判明し、ご購入されることになり、リモデルに取り組むこととなりました。
しかしながら、遠くからは風情ある佇まいに見えるものの、推定築300年の古民家は、増築や改修を重ねて老朽化が激しく、構造から見直す必要がありました。
①古民家の良さを活かしたリモデルをしたい。
②セミナーハウスとして活用できるようにもしたいが、今は、現役で仕事もある為、生活を優先しているが、ゆくゆくは、移住の考えもあるので、その対応も出来るようにしておきたい。家族や親戚が集える場にしたい。
③土地柄もあり、冬の寒さを何とか軽減できるようにしたい。
④古くて使い勝手が悪い水廻りを新しくしたい。

After

心のノスタルジーをテーマに、古民家の「伝統」を残しながら、週末住宅として快適に「住まう」事を融合。
具体的に、「4つの工夫」をご提案し、リモデルしました。
①伝統工法を用いた本物の古民家再生。減築で本来の姿を取り戻し、柱を束石に乗せる基礎を復元。書院や竹天井の手仕事を蘇らせました。
②建物だけをリモデルするのではなく、住む人にこの家の価値を正しく理解し、伝統を引き継いでほしいとの思いから、G様と一緒に伝統工法ワークショップを重ね、「やとい」「竹子舞」「土壁塗り」を体験いただく事で、受け継ぐ意義をお伝えし、長く愛着を持っていただけるように促す。
③田の字型の構造を生かし、セミナーハウスにも使える大きなLDK、ベッドの置ける寝室など、減築しながらも、使い勝手の良い週末住宅として快適なプランに変更。
④ストレスフリーな家になるよう、サッシは全てYKK apフレミングJを採用し、「複層ガラス」で断熱。水周りは、トイレのTOTOピュアレストQR+ウォシュレットS1をはじめ、機能的で快適な設備を備えました。

リフォームを終えたお客様の声

ワークショップを体験できた事は本当に貴重でした。古民家の価値をわかりやすく教えて頂けた事で、家を受け継ぐ意義を得る事が出来ました。
実際の作業は、思っている以上に大変な作業でしたが、自分はこういう事がしたかったんだと思いました。
このような体験を通じて、田舎のない若い世代にも伝統を伝えていきながら、本質を学び、感じる事ができる『場』を提供していきたいと思います。
リモデルをするだけでは得られなかったであろう家、本来の価値を見出してくれたこのリモデルは、モノとして価値だけでなく心の価値も得る事が出来ました。完成後は週末に家族・親戚で畑や草刈りの作業を楽しんだり、お昼には料理上手がキッチンで料理をふるまったり、日常に新しい時間が拡がりました。子供たちも今までの家との違いを感じ取っているようです。
その後はコロナの影響で自粛生活、そしてテレワークやオンライン授業となり、この週末住宅の真価を早々に発揮する日々となり驚いています。
絶妙なタイミングで自分の新しいライフスタイルをカタチに出来たのは、この古民家との出会いがあってこそのことでした。
蜜を避けるために、多くの学生を集めてセミナーハウスとして使うことはまだ出来ませんが、この家で過ごしていると色々なアイデアが生まれ、学生たちを呼べる日が待ち遠しいです。

このお店が施工しました

(株)河原工房 高槻店

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