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"洗う・干す・しまう"を洗面所に集約! 家事時短の拠点をつくろう

キーワード動線収納水まわり
第58回

家事のなかでも移動距離が長く、身体的にも負担となりがちなのが、洗濯に関するもの。
洗う・干す・しまう、という3つの仕事をそれぞれ異なる場所で行うので、時間も長く費やすことになります。
こうした負担を軽減するために、近年人気なのが、洗面所にランドリーや収納の機能を持たせたプラン。
そのプランを絡めながら、家事を時短するアイデアをご紹介します。

洗面所を広めに確保。
多機能にして時短を実現

これまで家の中に分散していた、洗う・干す・しまうといった家事を洗面所にまとめると、家事は大幅に時短することができます。そのために必要なポイントについてご紹介します。

従来、洗面所は文字通り、顔や手を洗うだけの場所でした。たいていの場合、水道管や排水管を効率的に組み込むため、洗面台と洗濯機は浴室に隣接して配置されることが多くなっています。そこで、入浴時に脱いだ衣類を洗濯機に入れる、という習慣があるご家庭も多いことでしょう。

しかし、洗面所にある洗濯機で洗った衣類は、庭やバルコニーなどに設けられた物干し場に運ぶ必要がありました。さらに夕方には、夜露に濡れる前に取り込むだけでなく、乾いた衣類をしまいやすいように畳むという作業も。その後、クローゼットやタンスに持っていって収納する手間もあります。場合によっては、アイロンを出してきてしわを伸ばす仕事も発生しますね。
家の中を行ったり来たり、階段を上がったり、下がったりというお住まいもあるでしょう。これが毎日続くと、家事で疲れるのも当然です。

こうした今までの家事の苦労を解消するためにお勧めしたいのが、洗面所にランドリーと物干し、収納の機能をまとめて持たせるプランなのです。

ポイントは、従来の洗面所よりやや広めにスペースを確保すること。リフォームの際に、隣接する廊下や納戸などを取り込み、必要な面積を得ることが重要なポイントです。

そのうえで下記のような点を取り入れれば、効率よく家事をこなせる多機能な洗面所が実現できます。

1か所で、洗う・干す・しまうが完結できれば、時間も手間も大幅に削減できるようになります。次章以降でそのテクニックの要点をご紹介していきます。

効率よく家事をこなせる多機能な洗面所イメージ
※イメージ

収納を十分に用意することで、
すっきりと使いやすい場所に

洗う・干す・しまう作業に関わる機能を洗面所に集中させると、それぞれの家事をこなすためのモノが必要となり、それらをおさめる収納も不可欠です。使い勝手がよく、清潔を保ちやすくするには、どのような収納を設ければいいのか、ご説明します。

従来の洗面所は、少々狭くて、雑然としがち...といった印象がある方がいらっしゃるかもしれません。もともとは洗顔、脱衣程度の用途しか想定していないスペースなのに、結果的に、メイクやスキンケアのほか、家事にまつわるさまざまな作業を行うようになり、それぞれの用途で使用するモノが増えていくからです。

リフォームのプランの際は、まず必要な収納量を確保することを目指しましょう。たとえば、洗濯だけでも洗剤は数種類、柔軟剤など必要なものは少なくなく、ボトルの形状やサイズなども多種多様です。さまざまなアイテムをすっきりしまえるよう、収納スペースは十分に、またサイズを検討しながら計画することが大切です。

現在の家で、洗面所で使っているモノの内容や総量を具体的にリストアップし、「大型家電」「洗剤類」「物干しグッズ」「衣類」 などに分けて、下記のような点に注意し収納を用意していきます。

  • 洗剤やハンガー、洗濯かごなどのランドリー用品を置く棚を設ける
  • アイロン置き場も兼ねるカウンターを取り付ける
  • 衣類をしまう棚を設置する。モノによっては引き出しを併用
  • 洗面化粧台のキャビネットには、歯ブラシや歯磨き粉、ヘアケアやスキンケア、メイクなど身支度に関する用具を中心にしまう

収納するモノのサイズや形状に合わせて、壁面収納(例:MiSEL/DAIKEN)を選んで取り付けたり、大工さんに棚を造作してもらったりすると限られたスペースをより有効に使うことができます。棚を可動式にしたり、入れるモノによっては扉つきにするとよいでしょう。見た目にすっきりするだけでなく、湿気やほこりがたまるような隙間がなくなり、掃除がラクになります。

壁面収納イメージ 壁面収納イメージ

湿気を考慮した内装材の選択や
通風の工夫も忘れずに

水まわりでは湿気がつきものです。洗面所でもカビや雑菌が繁殖しないように、耐水性の高い内装材を選び、風通しをよくして湿気がこもらないようにする工夫が必要です。

リビングやダイニングは南側に、洗面所や浴室などの水まわりは北側に配置されたお住まいをしばしば見かけます。北側は湿気がこもりがちな場所なので、そこで洗濯や物干しをするなら、湿気対策も十分に配慮しておきましょう。

床材であれば、耐水性の高いフロアタイルやフローリング(例:ハピアフロア 石目柄Ⅱ(鏡面調仕上げ)/DAIKEN)、塩ビシート、壁にはカビや水に強いクロス、天井には調湿性のある調湿ロックウール吸音板(例:クリアトーン12SⅡ/DAIKEN)のような建材を選ぶと、清潔性を保ちやすい内装に仕上げることができます。

通風に関しては、出入り口を大きく開けられる引き戸にしたり、ガラリ付きのドアを選んだり、また窓(例:マドリモ 戸建用/YKK AP)を複数箇所に設けるなどして風の流れができるようにするといいでしょう。場合によっては、除湿器やサーキュレーターなどを併用して、湿気を積極的に排除するというやり方もあります。

また日当たりが悪い場所に洗面所がある場合には、リフォームで天窓や高窓を設けて通風や採光を図るのもひとつの手です。日差しが室内に取り込めると、その熱で空気が流れやすくなります。通気がよくなると、湿気だけでなくほこりもたまりにくくなり、掃除がラクな部屋になるというメリットもあります。

湿気を考慮した内装材イメージ

キッチンやクロゼットとの位置関係も
考慮して家事動線を効率よく

洗濯関連だけでなく、キッチンでの調理や片付け、リビングまわりの掃除、クロゼットの整理整頓など、動線を工夫してその他の家事を連動できると、家事の時短効果はいっそう高まります。

新築やリフォームなどでプランを検討する際には、キッチンからリビング、洗面所、家族共用のクロゼットなど家事の拠点となる場所との位置関係や動線のつながりもよく意識しておきましょう。

たとえば、キッチンからパントリーを通って洗面所につながる動線(通路)を設けたり、洗面所兼ランドリーから直接入れるようなウォークインクロゼット(例:内部ユニットFiTIO/DAIKEN)を設けたりすると、数歩で複数の家事をこなせるようになります。そうした動線を実現するためには、リフォームの場合、どの壁を取り去ることができるのか、壁を取り去っても家の耐震性や強度に問題はないか、設計担当者に確認しておくと、安心して間取りを変更することができます。

このときドアや引き戸の開き方や間口の寸法なども要チェック。衣類を運んだり、掃除機をかけたりする際に通り抜けやすいよう、余裕のある設計にしておきたいものです。

そのほか、玄関からリビングを通らずに洗面所やキッチンに行けるようにする、いわば「裏の動線」も用意できると、リビングに来客があるときでも家事をこなしやすくなります。

外干しにこだわらず、洗濯乾燥機を使ったり、天井に物干しポールを設置したりして、室内で衣類を乾かすようにするのも、家事効率を高めるのに有効です。洗濯の終わった衣類を運ぶ手間と時間を省くことができます。天候に左右されず、花粉、黄砂などの飛散状況を気にせずに、時間を問わず干せるのは大幅な時短につながりますね。

数歩で複数の家事イメージ

家事後のひとときに
リラックスする工夫も取り入れて

家事の時短に向けて洗面所をしっかり計画するなら、一緒に、ゆっくりとスキンケアやヘアケアなどリラックスするための工夫も組み込んでみては。家事を効率よくこなしたあと、洗面所で、自分へのご褒美のひとときを過ごしてはいかがでしょうか。

ここまでご説明してきたように、洗面所は家事の拠点として不可欠な場所です。さらに、下記のような要素を取り込むと、パウダールームのようにくつろぐ場所としても活躍します。

  • 洗面台(例:エスクアLS/TOTO)の前に座れるようにする
    洗面台を洗面カウンターの下に脚を入れられるタイプに換えて、椅子を置けるようにすると、ドレッサーとしても使いやすい
  • メイクやスキンケアなどのグッズをしまう収納を用意
    メイクやスキンケアの道具は、洗面台の引き出しや扉つきの収納棚などにひとまとめ。洗面台の上のモノが減り、ほこりや水滴なども拭き取りやすくなる
  • コンセントを多めに設置する
    水まわりで使用する家電は多く、多種多様。適所に多めにコンセントを用意しておくと、ドライヤーや美顔器など複数の家電を同時に使いこなせる。もちろん、アイロン、掃除機など家事に関する家電も使いやすくなる
  • 照明を使い分ける
    洗面所の照明は、明るさを調整できたり、電球色・昼白色などを切り替えられたりするものがお勧め。何かを細部まで確認したいときは明るい昼白色、暖かな雰囲気にしたいときには電球色といった具合に、用途に応じて照明を使い分けるとさらに快適に
  • 断熱性の高い窓に交換
    日が当たりにくく寒くなりがちな洗面所。断熱性の高い樹脂窓(例:マドリモ 戸建用 /YKK AP)などに交換することで、外気温に影響されにくくなり、室内の快適性を維持できる。結露が発生するリスクも軽減する。洗面所では入浴前後に薄着になるので、冬の寒さ対策としても大切

このようにちょっとした工夫で、居心地よく、リラックスできる空間が生まれます。せっかくリフォームするなら、便利なだけでなく快適な空間にグレードアップすると、きっと毎日の暮らしが楽しくなりますね。

洗面台でリラックスする空間イメージ

TDYのコラボレーションショールームでは、TOTOの水まわり商品、DAIKENの建材、YKK APの窓商品など、水まわりのリフォームに活用できる商品をご覧いただけます。
またTOTO、DAIKEN、YKK APがご提案している「十人十家(じゅうにんといえ)」でも、それらの商品を取り入れたさまざまなリフォーム空間をご覧いただけますので、ぜひご活用ください。

新プラン登場! 十人十家 くらしの想いを わたしらしく 10人いれば、10通りのくらしの想いがある。さまざまなくらしの想いをかなえる空間をご提案します。 新プラン登場! 十人十家 くらしの想いを わたしらしく 10人いれば、10通りのくらしの想いがある。さまざまなくらしの想いをかなえる空間をご提案します。

家事時短につながる
洗面所づくりに
おすすめの商品をご紹介

本記事でご紹介したような、家事をラクにしてくれる洗面所づくりに役立つ商品を集めました。

  • 浴室・洗面所 あたたか快適セット

    TOTO 浴室・洗面所
    あたたか快適セット

    標準仕様の暖房換気扇とともにオプションで洗面所暖房機を選べば、スイッチひとつで浴室と洗面所を同時に暖房できます。

  • 洗面化粧台エスクアLS

    TOTO 洗面化粧台
    エスクアLS

    どんな空間にもぴったりフィットし、毎日の洗面シーンをもっと心地よく便利にします。

  • クリアトーン12SⅡ

    DAIKEN クリアトーン12SⅡ

    調湿性能で住まいを快適に暮らせる空間へ。吸音性能も併せ持ち、気になる反響音も抑えます。

  • スタイリッシュファニチャー MiSEL

    DAIKEN スタイリッシュファニチャー
    MiSEL

    掃除機やゴミ箱、ティッシュペーパーを収納、必要な時にサッと取り出せるなど、収納するモノから考えた収納です。洗面動線を考えた家事軽減プランも可能です。

  • 内部収納<br>FiTIO

    DAIKEN 内部収納
    FiTIO

    スペースにあわせてジャストフィットできる収納です。天井までのスペースをムダなく活用できます。

  • マドリモ 戸建用

    YKK AP マドリモ
    戸建用

    壁工事不要のカバー工法で、古い窓を最新の断熱窓にスピード交換。気密性が向上し防音性がアップします。

  • ウチリモプラマードU

    YKK AP ウチリモ
    プラマードU

    いまある窓の内側に新しい窓を取付けて二重窓に。1窓約60分の簡単施工で断熱性・気密性が高まります。

  • プライバシースクリーン

    YKK AP プライバシースクリーン

    窓の室外側に取り付ける固定ルーバー。ほどよい透過性で外からの視線を遮りながら採光と通気を確保できます。

  • 十人十家「洗って、干して、しまうまで、まるごと解決ランドリールーム!」

    TDY 十人十家
    「洗って、干して、しまうまで、まるごと解決ランドリールーム!」

    くらしの想いをかなえる、TDYからの空間提案「十人十家」の中で、ランドリールームを設置したプランをご紹介しています。

  • オンラインリフォーム相談センター

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※この記事内容は、2025年4月25日時点での情報です。ご了承ください。