ブロック別部門　北陸地区　優秀賞入賞作品［結婚60年　妻の支えは夫と手すり］ | コンテスト2013

便器が大きくて足が床に届かない。トイレは床のタイルが滑りやすく、においも気になる。浴室が寒く、ヒートショックが心配。浴槽が深く、入りにくい。

N邸
形態：戸建住宅
築年数：45年
リモデル面積：107m²→107m²
リモデル日数：10日
リモデル費用：250万円

リモデル後のお施主様の声段差がなくなり、手すりも増えたので、安心して生活できます。浴室に換気暖房乾燥機も取り付けたので、暖かく入浴でき、洗濯物を干すこともできてラクになりました。これからも自分でトイレや浴室が使用できそうで一安心。住み慣れた家の雰囲気を壊さずにリモデルできたのもよかったです。

設計のポイント高齢のご夫婦が安心して暮らせるように、トイレと浴室をバリアフリーに。トイレの出入口は段差をなくし、姿勢を崩さずに開閉できる引き込み戸を採用。浴室はユニットバスに変更し、必要な箇所に手すりを設置しています。

審査員からのメッセージ小柄な奥様の使い勝手を考えて、実際に座って便器の大きさを確認したり、動作確認して手すりの位置を決めるなど、徹底したバリアフリー空間となりました。安全のため2人で入浴するということで、浴室のカウンターは撤去して広さを確保するなど、ご夫婦の生活スタイルを考えた配慮が好印象です。