空間別部門　バリアフリー&ユニバーサルデザイン　最優秀賞入賞作品［車庫を改装して「車いす」で暮らす部屋に。］ | コンテスト2013

左半身マヒの父と高齢の母が同じ敷地内に住んでいるが、離れていると不便なので、車庫を改装して母屋とつながる両親の部屋にしたい。

T.T邸
形態：戸建住宅
築年数：25年
リモデル面積：46.4m²→46.4m²
リモデル日数：30日
リモデル費用：800万円

リモデル後のお施主様の声以前の住まいは段差だらけで車いすでの移動が大変でした。新しい住まいは道路からスロープで部屋に入ることができ、とてもラクです。母屋から直接行き来できるようになり、いつでも様子を見に行くことができます。ワンルームの室内は車いすで自由に動けて、介護の負担も軽減しました。父は外も見渡せて満足しています。

設計のポイント車庫だったスペースを両親の住まいへ。段差のない3枚引き戸の玄関は道路からスロープでつなぎ、車いすでの出入りをスムーズに。トイレと洗面所を一室にまとめ、開口は1500ミリ確保して介護のしやすさに配慮しています。

審査員からのメッセージ居住スペースをベッドエリアも含めたワンルームとし、段差なしの快適なバリアフリー空間に。リビングから外が眺められて、開放感も得られます。道路からのスロープや玄関の3枚引き戸、ベンチと出入りしやすいように配慮が行き届いています。トイレと洗面所を一室にまとめたのも妙案です。