空間別部門　まちなかトイレ（非住宅）　優秀賞入賞作品［自立の実現！！みんなが笑顔になるトイレ］ | コンテスト2013

車いすを利用する方が多いが、現状の間取りでは介助がしにくい。手すりなどの設備も使いにくいことがある。タイル張りで床は水洗いなので、濡れているときは危険。

某介護施設
形態：その他（介護施設）
築年数：17年
リモデル面積：68m²→68m²
リモデル日数：48日
リモデル費用：950万円

リモデル後のお施主様の声明るく気持ちのよいトイレに変わって、楽しく利用できるようになりました。介助の必要がなくなったり、今まではトイレを利用できなかった人が使えるようになったり、利用者の自立の助けにもなっています。介助面でも負担が軽減されました。においもなくなり、快適です。

設計のポイント介護施設のトイレをリモデル。小便器を撤去し、洋式便器を4か所設置。間仕切りは介助しやすいカーテンを採用し、L型手すりや格子状手すり、アームレストなどを設置して利用者の自立を促す仕様に。杉材の腰壁で温かみも演出。

審査員からのメッセージ利用者・介助者ともに使いにくいレイアウトを一新し、車いすでも利用できる広さや使い勝手の向上を実現しています。左右勝手違いの便器やどこでもつかめる格子状の手すり、アームレストなどよく工夫されています。無垢板の腰壁とにおいの吸着効果の高い壁紙を組み合わせ、快適性も高めています。