ブロック別部門　信越地区　優秀賞入賞作品［車いすとの共同生活空間］ | コンテスト2012

母が車いすを使用することになり、自分で水まわりを使用するのが難しい。もともと寒くて狭く、家族も使いにくいので、快適な空間にしたい。

S.T邸
住宅形態：戸建住宅
築年数：30年
リモデル面積：10m²→10m²
リモデル日数：14日
リモデル費用：320万円

リモデル後のお施主様の声車いすで使用できるようになったので、介護が楽になりました。暖かくなったので冬場も身体への負担なく、落ち着いて脱衣や身支度ができます。トイレから洗面脱衣室への引き戸はとても使い勝手がよく、母だけではなく、家族みんなが使用しています。

設計のポイント車いす生活になったお母様に配慮し、トイレ、洗面脱衣室、浴室をリモデル。大便器と小便器に分かれていたトイレは一体化し、車いすで動けるスペースを確保。洗面脱衣室側からもトイレに移動できるよう引き戸を設けました。

審査員からのメッセージ断熱材の入れ替えや高断熱サッシで寒さも解消するなど、車いすでの使いやすさだけではなく、ご家族の快適さにも配慮されています。開口部が多いため、設置が難しかった洗濯機はトイレにつながる階段下収納へ。トイレ、洗面脱衣室、浴室が引き戸でつながっているため、不便さは感じられません。