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家族を繋ぐ祖父の家
形態 | 一戸建て |
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築年数 | 70年 |
家族構成 | 本人・親 |
リフォーム面積 | 84.33m² |
施工期間 | 130日 |
総工費 | 1830万円 |
使用したTDY商品 |
浴室:サザナ(TOTO) |
テーマ |
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リフォームポイント
成人するまではこの家で生活されていた施主様。大好きな御祖父様との思い出がある家をこのままにしておきたくない、との思いから戻られることになりました。
「今は離れて暮らす兄弟や親戚も、御祖父様のことが好きだった」とのことで、
皆が祖父の元に集まれる家にしたい!この家が皆の繋がりの場になってほしい。
という願いの元にリモデルの計画がスタートしました。
ただ、築70年の家は、耐震性、暑さ寒さ、傷み具合など、住み継いでいくことができるのか心配されていました。
≪プランについて≫
お仏壇のある和室1室は形を変えず、御祖父様との思い出を感じられる場所として残しました。
・味わいのある色の天井は既存のままとする
・左官壁、畳、襖はきれいにしリフレッシュする
・柱、差鴨居は現しにし、全体の調子を整えるため塗装仕上げとする
田の字型の間取りが基になっているため、和室1を囲むようにキッチンやくつろぎのスペースを配置。お盆、正月など、ご家族・ご親戚が集まられる時には、どこにいてもお互いコミュニケーションが取れるように、間仕切り建具をなくし、キッチンは対面形式にしました。
北側にあるコンクリートブロック造の物置、和室4、台所は、予算の都合上後年取り壊す予定となりました。
しかし、敷地北側は田んぼになっているので、建物を南北に抜ける通風を確保するために、引戸や室内窓を配置しました。
陽当たりの良い建物南側に寝室を配置し、母屋に無かった浴室、洗面所、トイレは、建物の北側にまとめることになりました。
≪性能向上について≫
・耐震性
土葺き瓦を金属屋根に葺き替えて、建物重量を軽くする
耐力壁を増やす
・温熱性能
窓:木製建具は断熱サッシ(YKK AP/エピソード+Low-E複層ガラス)に取替え
断熱材:床・天井には、断熱等級4相当の断熱材を敷設
壁は土壁のため、チリ厚さに押出法ポリスチレンフォーム断熱材を充填し、防湿気密シート張り
ご家族、ご親戚、それぞれに思い入れがあり気に掛けられていた家を、施主様が引き継がれることになり、この家の“新たな章”がスタートしました。
親御さんの生活リズムが異なるため、二世帯住宅の形で生活をされていらっしゃいます。施主様は広い家でゆったりと、親御さんは引き続き離れをメインに暮らしておられますが、リモデルされた母屋でくつろがれることが増えたそうです。
リモデル後に執り行われた法事の際には、ご家族、ご親戚が生まれ変わった家に初めて集まられる場とな
■祖父との思い出があるこの家に、家族・親戚が集まれるようにしたい。
■別棟にある浴室、洗面所、トイレを集約したい。
■昔ながらの家なので、木製建具からは隙間風が入り冬場は特に寒い。これから快適に住み続けられるように、家の性能を改善したい。
■家族・親戚が集まった時も、皆で一つの空間にいる一体感が生まれるように対面キッチンをご提案。
浴室、洗面所、トイレを新たに配置しました。
■耐震性の向上:屋根の軽量化、耐震壁の補強により、上部構造評点1.0以上に
■断熱性の向上:木製建具の窓は断熱サッシに交換、断熱材の敷設
リフォームを終えたお客様の声
私達家族の夢を叶えていただきありがとうございました。
築年数も古く、今後も住み続けられるか心配でしたが、安心して気持ちよく快適に過ごせています。離れで生活していた親も、居心地がいいのか母屋で過ごす時間が多くなりました。
法事で家族・親戚が集まった時に、家がきれいになっていてビックリしていましたが、和室は昔のまま残っていたので、祖父との思い出話に花が咲きました。今は遠方に住む兄弟も泊まっていけるようになって喜んでいます。
このお店が施工しました
フラン 真美ヶ丘 (創造工舎)