- ホーム
- リフォーム事例を見る
- 孫の一言が家族の心を動かした ～リタイア世代のための二世帯住宅～
孫の一言が家族の心を動かした ～リタイア世代のための二世帯住宅～
| 形態 | 一戸建て |
|---|---|
| 築年数 | 55年 |
| 家族構成 | 本人・配偶者・親 |
| リフォーム面積 | 79.45m² |
| 施工期間 | 150日 |
| 総工費 | 2400万円 |
| 使用したTDY商品 |
キッチン：ミッテ（TOTO） |
| テーマ |
|
リフォームポイント
●PLAN
子世帯ゾーン
ご夫婦の時間もお孫さんとの時間もゆったりと過ごせるLDK。奥様念願の対面キッチンを配置し、家事動線がしやすいように水廻りも取り込みつつ、壁や戸で視線はほどよく遮ったプラン。ご主人の寝室は1階に下ろし、移動もラクに。
親世帯ゾーン
これまでの生活空間は親用スペースに。リフォーム後の暮らしによる変化を最小限に留めたプラン。収納スペースを増やし、物置にあった荷物をしまうスペースも確保。
●STRUCTURE
Before：昭和41年に建てられた初期建物を増築部で支えきれず、構造が不安定な状態…。
↓
After：構造に不安がある部分は全て解体し、再度増築。西側を減築したことにより境界線の問題も解決！
●IMAGE PERSPECTIVE
“これからの新しい暮らし”と“これまでと変わらない暮らし”
「これからの新しい暮らし」を希望する子世帯と、「これまでと変わらない暮らし」を望む親世帯。
両極端なそれぞれの想いを尊重しあいながらこれからも共に人生を歩んでいけるように。
玄関からつながる廊下を挟み、西側を子世帯、東側を親世帯のプライベートゾーンに分け、
お互いを思いやり、尊重して暮らしていける二世帯住宅をご提案しました。
ご主人が定年退職を機に、これから家時間が長くなることからリフォームを検討。「これまで両親とは完全同居スタイルで生活をしてきたが、両親も自分たち夫婦も年を取り、年々生活する時間や暮らし方に違いが生まれてきた。せっかくなら、リタイア後のセカンドライフは自分たちが暮らしやすい空間や希望が叶った家で生活がしたいと思い、家族でリフォーム会議を開くも、二世帯の想いが折り合わず話が膠着状態となってしまっている。なんとか解決できる方法はないか相談に乗ってほしい。」
60代子世帯 お悩み＆要望
・独立した子供たちが孫を連れて遊びに来てもみんなでくつろげる場所がない。キッチンで料理をしながら孫の様子も見られるようなLDKや、家事がしやすい生活動線の整った住まいにしたい。
・家の中は陽の光が入らないため常に暗く、過去に増改築がされているので耐震性が心配。明るく、安心して暮らせる家にしたい。
・足が悪いため（ご主人）、毎日2階へ行き来することが大変なので、1階で生活が完結できるようにしたい。
・両親が年を取りトイレに時間がかかるため、1階に2台ほしい。
80代親世帯 お悩み＆要望
・今の生活に慣れているので、生活スペースや暮らし方を変えたくない！
・荷物を置く場所がなくなってしまうのは嫌。
将来的なことを考え完全分離型にはせず、廊下を挟んだ西側と東側でお互いの生活を尊重しながら暮らしていける住まいをご提案しました。
●子世帯…建物西側をメインに計画。南側の和室二間と縁側を取り込んだ明るいLDKに、ご主人の寝室や水廻りがつながった子世帯用の空間を用意。
キッチンは奥様憧れの対面スタイルにし、遊びに来たお孫さんとの時間をこれまで以上に一緒に過ごせるように考慮。
キッチン以外の水廻りは共有だが、戸や壁で程よく動線を分けて視線を遮り、生活スタイルの違いが気にならないように工夫した。
●親世帯…今まで生活してきた空間はそのまま親世帯専用スペースとして確保。
共有の水廻りも動線を変えることなく使用できるように計画したことで、リフォーム後の生活ストレスを軽減。
また、親専用トイレは既存のトイレを移設、新たに増設した収納は襖を再利用することで視覚的な変化を最小限に留め、リフォームしたことをあえて感じさせないように配慮した。
●建物…構造が不安定になっている部分を取り除き、建物の不安定要素を排除。
併せて、長年曖昧になっていた隣家との境界線についても、土地家屋調査士立会いのもと取り決めを行い問題を解決した。
リフォームを終えたお客様の声
リフォームまで紆余曲折ありましたが、最後まで私たちにお付き合いしてくださったスタッフ皆さんのおかげで、お互いに納得した家で快適に暮らせています。
私たちは新しい自分たちの生活を、両親はこれまでと変わらない生活を希望していましたが、そのどちらにも寄り添って叶えてくださり感謝しかありません。
離れて暮らす子供たちも孫を連れて遊びに来る頻度が増え、みんなでリビングでくつろぎ食事や会話を愉しむ、そんな時間を過ごせるようになったことで、今まで以上に家族の関係が良くなりました。
年齢を重ねてからのリフォームで不安もありましたが、同じ屋根の下でこれからも共に過ごしていきます。
このお店が施工しました
(株)サンプロ ― サンプロリフォーム ―
