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バリアフリーリフォームから始まる快適ライフ
形態 | 一戸建て |
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築年数 | 105年 |
家族構成 | 本人、奥様(2人) |
リフォーム面積 | 25.7坪 |
施工期間 | 180日 |
総工費 | 2820万円 |
使用したTDY商品 |
浴室:サザナ(TOTO) |
テーマ |
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リフォームポイント
■ご主人の生活環境を中心に考えたバリアフリー設計
ご主人の寝室を中心に配置し各所要室へのアクセスを短くすることで、移動に負担の大きいご主人が生活しやすい環境になるよう計画した。建物の面積は広くないが、吹き抜けやリビングから繋がるウッドデッキを取り入れることで、狭さを感じさせない開放感のある空間となった。1階は玄関ポーチから各部屋、およびウッドデッキまで床の高さが同じで、ご主人が車椅子で移動する際に障壁のないバリアフリー仕様とした。
玄関廻り
玄関戸には車椅子でも楽々通れる大開口の引き戸を採用。(YKK)玄関ポーチから玄関、リビングまで段差のないバリアフリー仕様の玄関にした。
水廻り
ご主人の握力が弱いため、身体を壁に預けながら立ち座りができるよう、壁から便器の距離を通常より狭い6cmに設定した。また車椅子でも余裕を持って動作できるよう、脱衣所をトイレと同じ空間にした。ユニットバスはベンチ式の1.25坪のもので広々とし浴室内での補助がしやすくなった。(TOTO)
通路・建具
室内の建具は軽くて操作しやすい吊り戸にした。持ち手は掴みやすいO型ハンドルで、寝室や水廻りには広い開口を左右どちらからでも使用できる3枚連動引き違い戸を採用した。また、通路幅は車椅子でも移動のしやすい1000mmを確保したので広々と通ることができる。
ウッドデッキ
デッキとLDKを繋ぐサッシは大開口の3枚連動片引き窓。(YKK)LDKからすぐに出ることができ、床の高さが同じなので、気軽に外の空気を楽しむことができるようになった。
■身体にやさしい自然素材仕様
床は厚さ38mmの浮造りの杉材、壁・天井は漆喰を使い、内装すべてを自然素材で仕上げた。VOCに配慮し、造作や内法材はもちろん下地にもべニアを使用せず無垢材で統一することで、健康に配慮するとともに、室内で過ごす時間が長いご主人が家の中にいても気持ちの良い空気を吸いリフレッシュできる快適な環境に仕上げた。
■年中快適な温熱環境
ESPの外断熱で高い断熱気密性能を実現しており、夏の暑さ・冬の寒さを和らげた快適な空間である。閉め切り状態での空気環境に配慮し、各室に換気設備(第3種)を設置し、暖房器具は空気を汚さない温水暖房機を採用した。
ご主人が事故で車椅子生活になってしまい、古い家の段差、廊下幅、レイアウトなど全てにおいて生活するのに不自由な状況になってしまった。そのため、自分ひとりで行動できる範囲が狭くなり、身体的・精神的にストレスが大きく健康的な生活を送れないことが大きな悩みとなっていた。
ご主人が車椅子でもストレスなく生活することのできるバリアフリー住居にリフォームすることが第一だった。そのため、全ての床の高さをフラットにし、部屋の配置や水廻り設備のレイアウト変更を行うことで、ご主人の生活動線に段差がなく通路幅も広くとれるようになった。トイレ、風呂などの水廻り設備も車椅子に対応した広くて使いやすい機器を採用した。
リフォームを終えたお客様の声
1階はコンパクトながら車椅子で移動するには十分な広さを確保しているので、自分ひとりで移動や生活ができる空間が格段に広がり、運動量の増加やリハビリへの意欲の向上につながりました。
LDKと一体化したウッドデッキ空間がお気に入りで、天気の良い日はそこで食事をしたり、外に出る機会の少ない自分の運動スペースとしても活用しています。車椅子での生活環境が大きく改善されたことで、以前よりも前向きに過ごすことができるようになりました。また、全て自然素材で仕上げた内装の手ざわり、足ざわりの感触や空気の良さが家で過ごす時間により心地良さを与えてくれています。
このお店が施工しました
岡崎製材(株)リビングスタイルハウズ リフォーム部