テーマ別部門　機能向上プランニング　優秀賞入賞作品［障がいがあっても親子で住み続ける家］ | コンテスト2013

車いすで生活しやすいように段差を解消したい。1階のトイレ、洗面所を利用できるようにしたい。2階の自室にも行けるようにしたい。LDKを使いやすく、気持ちよい空間にしたい。

E.N邸
形態：戸建住宅
築年数：41年
リモデル面積：76.1m²→76.1m²
リモデル日数：120日
リモデル費用：1380万円

リモデル後のお施主様の声部屋間の段差がなくなり、玄関と階段は昇降機が付いて、車いすでの行動範囲が広がりました。2階にも行けるので、アトリエを改装した寝室で親子それぞれの介護ベッドで広々と寝ています。部屋全体が明るくナチュラルになって、気持ちも前向きになりました。

設計のポイント車いす生活を送る娘さん、持病のあるお母様のためバリアフリー住宅へ。1階の和室をなくし、車いすで出入りできるトイレ、洗面室、洗濯室を配置。玄関には段差昇降機、2階には階段昇降機も設置して、自由に移動できます。

審査員からのメッセージ室内の段差の解消、および玄関の段差昇降機や階段昇降機の採用により、車いす動線をスムーズにするとともに安全性や使い勝手を高めています。床は天然コルク張り、天井は地場の杉板、建具や家具も天然木を使用し、ウッドデッキや乾き庭も設けて、暮らしに安らぎを演出した配慮が目を引きます。