テーマ別部門　自由テーマ　優秀賞入賞作品［すこし不便なくらいがちょうどいい！手がかかるから愛着がわく「わが家」］ | コンテスト2011

耐震性が心配。せっかくリモデルするなら、既存の材料をできるだけ再利用して、格好よい空間にしてほしい。

T.S邸
住宅形態：戸建住宅
築年数：65年
リモデル面積：157m²→151m²
リモデル日数：120日
リモデル費用：1200万円

LDKに土足で入れるので、畑から帰って来ても、近所の人が集まっても、気軽に使えるようになりました。冬は薪ストーブをフル活用。床掃除や煙突掃除は面倒ですが、それくらいのほうが家に愛着がわいてよかったと思います（笑）。

既存の柱や梁、建具などの豪快でどっしりとした雰囲気を生かし、LDKをあえて土間としました。開放的な吹き抜けを設け、薪ストーブがアクセントに。飾り棚や壁板、幅木などは既存の材料を再利用しています。

梁を見せた明るく開放的な土間に、キッチンをどーんと置いたアイデアが秀逸。誰でも気兼ねなく入れて、料理中に床が汚れても気にならないなど、この設計ならではの空間の使い方が生まれています。既存の材料をできるだけ再利用しつつ、重苦しい雰囲気にならないよう、照明も工夫されています。