User's voice 座談会

経験者は語る マンションリモデルで成功した住まいづくりのコツ

~第三回 設備選び編(2)~

浴室などの設備選びは機能に注目。 決め手はサイズとお手入れのしやすさ

――トイレはどこにこだわりました?

Wさん「ふたと便座に断熱材が入っていて保温できるTOTOの“ウォシュレット”がいいなと思って。ネットでいろいろ調べて選びました。保温効果が高いと節電にもなるし」

――Tさんはどうでした?

Tさん「うちもまず“ウォシュレット”を付けたいというのが希望でした。以前の賃貸マンションの時はなかったので、『“ウォシュレット”は欲しいね』って。元の便器に取り付ける方法もあったんですけど、どうせなら便器ごと替えようということになって。TOTOのカタログを見て、“ウォシュレット”とタンク、便器が一体になっている“Z-シリーズ”に決めました」

Wさん「私は最初タンクレスを考えていたんですけど、機能を比べるうちに悩んできちゃって。結局タンクと便器が別々になっているものを探して、TOTOの“ピュアレスト MR”を選んだんです。一体形だと壊れた時にタンクと便器をいっぺんに取り替えないといけないでしょ。だから、どちらかが壊れても片方だけ替えられるようにしたかったんです」

――実は一体形も部分的に取り換えができるんですよ。

Wさん「えー、そうなんですかぁ。一生懸命探したのに残念~」

あなたは一体形派?組み合わせ便器派?

ウォシュレット一体形便器は「タンクと便座からなる機能部」と「便器」の2つで構成されています。機能部には補修部品があるため、部分的な修理が可能です。一方、組み合わせ便器は欲しい機能や予算に合わせて「便器」「タンク」「便座」をそれぞれ選ぶことができます。どちらも節水できるタイプなので人気です。

――Wさんは他社の製品と比べてどこが決め手だったんですか?

Wさん「もちろん他社にも気になる商品があったんですけど、最終的にTOTOになりましたね。なんか私はTOTOのデザインが好きなんだと思う。前から見た感じとか。Tさんの一体型もスマートだと思いますよ」

――では、女性の城とも呼ばれるキッチンについては、どこがポイントでしたか?

Tさん「もともとマンションに設置されていたのが、ヨーロッパの輸入システムキッチンで、前に住んでいた方があまり使っていなかったので、状態が良かったんです。だからガス台だけIHに替えました。あとは、ガスオーブンを取り払って収納スペースにしたり、蛇口が黄ばんでいたので、浄水器が入っているタイプの水栓に替えました」

――どうしてIHにしたんですか?

Tさん「実家がIHだったので、替えるならIHと決めていました。掃除がラクなのと、フラットだから広く使えるし、上が熱くならないので料理している間に切った野菜とか、お皿とか置けるのが良いですね」

――Wさんは?

Wさん「うちはIHに対応していない愛着のある鍋がいくつかあったのでガスにしました。IHより鍋を選んだという(笑)。あと、お鍋フェチなので、ビタクラフトとか、ル・クルーゼとか、重たい鍋がたくさん入れられて、出し入れしやすいように収納は両開きの扉タイプにしました。ワークトップも鍋のふたが置きやすいステンレスです」

――お手入れはどうですか?

Wさん「ガスといっても、フラットタイプなので掃除はしやすいです。ウェットティッシュでこまめにふいています。IHって炒め物とかうまくできます?」

Tさん「フライパンを動かさないで、しゃもじとか菜箸で手早く炒めればできますよ」

――浴室選びは何がポイントでしたか?

Wさん「追い炊きができないとわかっていたので、“魔法びん浴槽”にしました。子どもたちと夫が入る時間に差があるので、できるだけ保温できるものにしたかったんです。“魔法びん浴槽”は使ってみて良さが実感できました。朝まで温かかったりします」

Tさん「確かに“魔法びん浴槽”は使ってみないとわからないですよね。カタログに実験データとか載っているんですけど、いまいちピンとこないというか……」

――Tさんのところも“魔法びん浴槽”なんですね。

Tさん「うちも最初、追い炊きができないって言われていたんです。だったら魔法びん浴槽にしようと思って。それが工事の途中で追い炊きができると言われ、給湯器を追い炊きタイプに替えました」

Wさん「リフォームって、はずしてみないとわからないことがあるんですよ。配水管も管理組合の資料と違うところを通っていたりするし」

設備は設置条件が第一の優先事項ですが、それぞれの暮らし方や使い方で選ぶポイントも変わってきます。何が必要で、何が不必要か、よく考えておくと無駄がありません。また、工事の途中で設置条件が変わることがあるマンションリモデル。あらかじめ勉強しておくと慌てずに済むでしょう。さて、次回は実際に住み始めて感じたことなど、これからマンションリモデルを始める人たちへのアドバイスをお送りします。